そこで考えられたのが「Air断」です。
「Air断」は、このコールドドラフト現象で発生する下降気流を、壁に取り付けた換気扇で通気層へと吸い出します。直接吸い出す事で、床を覆ったり、サッシやガラスを覆う下降気流が無くなります。すると、室内の暖気が床やサッシ、そしてガラスに接触。サッシやガラスを直接温めるので、温度が上昇し、結露が発生しにくくなります。
さらに、床に溜まる冷たい空気層が無くなるので、エアコンの暖気が直接床に届きます。床に届いた暖気は、床を暖めるので、底冷えの解消に繋がります。「Air断」が「暖かい!」と言われるのは、このコールドドラフト現象の発生を抑えるからだと考えられています。
外気温1℃まで下がった状態で、窓際に置いた温度計を観察しました。温度が下がりやすい窓際でも、22℃を保つ「Air断」住宅。マイナス18℃まで下がる北海道でも、エアコンだけで室内24℃をキープし、底冷えは一切ありません。
さらに、室内で鍋を楽しんでも、数人で同じ部屋に寝ても、一度も窓が結露した事がありません。
もちろん一概には言い切れませんが、愛知、北海道、東京モデルハウスのデータを見る限り、高い確率で正しいと考えています。